シンドラーエレベーター 死亡事故 Vol.21
このような事故がありました。
<6月3日午後7時半ごろ、東京都港区芝のマンション「シティハイツ竹芝」(23階建て)で、12階に住む男子高校生(16)がエレベーターを降りようとした際、突然、動きだしたエレベーターと天井の間に挟まれた。高校生は約40分後に救出され、病院に運ばれたが、全身を圧迫されて死亡した。>
鉄道駅施設などのバリアフリー化が進んでいる中、この事故は悲しいですね。
犠牲者の方とご遺族には哀悼の意を奉げたいと思います。シンドラーは日本では知名度が低いですが、エスカレーターと動く歩道では世界一のシェア、エレベーターでは世界では大手だそうです。今回の問題のエレベーターはSECというメンテナンス会社に切り替えていました。SEC社はメンテナンス料が安いが、仕事内容には余り良い評判ではないようです。
~参考資料~
1.事故概要
(1)発生現場 :東京都港区芝一丁目 シティーハイツ竹芝
(2)建物所有者 :東京都 港区
(3)昇降機製造会社 :シンドラーエレベータ株式会社
(4)納入年月 :1998年4月
(5)保守会社
①納入時~2004年度 :シンドラーエレベータ株式会社
②2005年度 :株式会社日本電力サービス
③2006年度 :SECエレベーター株式会社
(2006年6月現在)
(6)発生日時 :2006年6月3日 19:30
(7)事故状況 :1階から12階に向かって走行、正常に12階に停止した。男子高校生が自転車と共に後ろ向きに出ようとした時、かごが上方向に走行した為、かご床と乗り場上枠との間に挟まれ死亡した。
2.エレベーター仕様
(1)用途 :人荷用 兼 非常用
(2)定格積載量 :1850kg(28人乗り)
(3)定格速度 :105m/min
(4)停止階 :25階床(B2,B1,1~23階)
(5)かごサイズ :間口1,800、奥行2,150
(6)ドア :中央開き(間口1.000、高さ2.100)
(7)ローピング : 2:1 φ14×8本
安全装置は下記の建築基準法に定められています。
また装置等の名称はエレベーターメーカーによって異なる場合があります。
 |
| 一 |
かご及び昇降路のすべての出入り口の戸が閉じていなければ、かごを昇降させることのできない装置 |
| 二 |
昇降路の出入り口の戸は、かごがその戸の位置に停止していない場合においては、 かぎを用いなければ外から開くことのできない装置 |
| 三 |
操縦機の操作をする者が操作を止めた場合において操縦機がかごを停止させる 状態に自動的に復する装置 |
| 四 |
かご内及びかごの上で動力を切ることのできる装置 |
| 五 |
かごの速度が異常に増大した場合に置いて毎分の速度が定格速度に相当する速度の1.3倍 (かごの定格速度が45メートル以下のエレベーターにあっては、63メートル)を超えないうちに 動力を自動的に切る装置 |
| 六 |
動力が切れたときに惰性による原動機の回転を自動的に制止する装置 |
| 七 |
かごの降下する速度が第五号に掲げる装置が作動すべき速度を超えた場合(かごの定格速度が 45メートル以下のエレベーターにあっては、かごの降下する速度が同号に掲げる装置が作動すべき速度に達し、 又はこれを超えた場合)において毎分の速度が定格速度に相当する速度の1.4倍(かごの定格速度が45メートル 以下のエレベーターにあっては、68メートル)を超えないうちにかごの降下を自動的に制止する装置 |
| 八 |
かご又はつり合おもりが昇降機の底部に衝突しそうになった場合においてこれに衝突しないうちにかごの昇降を 自動的に制御し、及び制止する装置 |
| 九 |
かご又はつり合おもりが第七号に掲げる装置が作動すべき速度で昇降機の底部に衝突した場合においても、 かご内の人が安全であるように衝撃を緩和する装置 |
| 十 |
停電等の非常の場合においてかご内からかご外に連絡することができる装置 |
| 十一 |
巻胴式エレベーターにあっては、主索が緩んだ場合において動力を自動的に切る装置 |
| 十二 |
乗用エレベーター又は寝台用エレベーターにあっては、次に掲げる安全装置 |
| ア |
積載荷重を著しく超えた場合において警報を発し、かつ、出入口の戸の閉鎖を自動的に制止する装置 |
| イ |
停電の場合においても、床面で1ルクス以上の照度を確保することのできる照明装置 |
| 十三 |
乗用エレベーターにあっては、かごが必ず昇降機のすべての出入口ごとに停止し、かつ、かごの停止に伴いかご 及び昇降路の当該出入口の戸が自動的に開くことができる装置 |
| エレベーターの疑問いろいろ |
| 1. |
Q. |
エレベーターは横には動かないの?
|
| A. |
横に動くエレベーターもあります。 |
| 2. |
Q. |
エレベーターの定員はどのように計算されるのですか? |
| A. |
カゴの大きさと乗れる人数から積載を計算しています。 人数は、大人1人65Kgとして計算しています。 |
| 3. |
Q. |
もし、エレベーターを吊っているロープが切れたらどうなるの? |
| A. |
2重3重の安全装置によってエレベーターが落下することを防いでいます。 |
| 4. |
Q. |
エレベーターの中に鍵のかかった扉がありますが、これは何ですか? |
| A. |
急病人を運ぶストレッチャーなど人が寝た状態で乗れるための小さな部屋がついています。 |
| 5. |
Q. |
日本には何台くらいエレベーターはあるの? |
| A. |
日本で約58万台のエレベーターが動いています。(2005年3月現在) |
| 6. |
Q. |
エレベーターの中に鏡があるけど何のため? |
| A. |
車いすのお客様が乗り込んだ状態で、かごの中で回転ができない際、 後ろ向きで出るときに後方を確認するためです。 |
| 7. |
Q. |
車いす専用ボタンと、一般用ボタンでは、何が違うの? |
| A. |
扉の開放時間が車いす用ボタンの場合は長く設定されています。 |
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